家選びは駅近と広さどっち?東京23区在住66名に調査したリアルな優先順位

不動産コラム

家選びは駅近と広さどっち?東京23区在住66名に調査したリアルな優先順位

家選びは駅近と広さどっち?東京23区在住66名に調査したリアルな優先順位

城北不動産株式会社(代表者:加藤純哉)では、東京23区在住66名に家選びは駅近と広さどっちを優先すべきなのかについてアンケート調査を実施し、そのデータをまとめました。

本記事は、東京23区でマイホームの購入や住み替えを考えていて、駅近と広さのどっちを優先すべきか迷っている方に向けて、実際に暮らしている方の選び方と入居後の本音をお届けします。調査では66名中28名が「駅近」を最優先して最多となった一方、バランス型(20名)と広さ優先(18名)を合わせると38名にのぼり、答えは大きく分かれました。家族構成・年代別の傾向や、「駅徒歩◯分」と体感のズレ、内見で確かめたいポイントもあわせて紹介しますので、ご家族に合った優先順位を考えるヒントにしてください。

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この記事でわかること

  • 23区在住者の約4割が「これだけは譲れない」と選んだ条件
  • 夫婦2人と子育て世帯で、駅近と広さの答えが分かれる理由
  • 駅近派の半数以上が入居後に工夫した「意外なポイント」
  • 約3割が感じた「駅徒歩◯分」と体感のズレと、内見で見るべき点

アンケート調査概要

項目内容
調査対象東京23区在住の方
回答者数66名
居住エリア内訳区別の設問なし(全員が東京23区内在住)
年代構成20代以下16名/30代22名/40代17名/50代5名/60代以上6名
家族構成夫婦のみ25名/単身16名/子どもと同居18名/その他7名
購入形態持ち家・賃貸の区別なし
調査方法インターネットアンケート(2026年10月実施)
注記本記事は統計調査ではなく、実際の居住経験者の声をまとめたものです

家選びは駅近と広さどっち?23区在住66名中28名が「駅近」を最優先

東京23区在住66名中28名が駅近、20名がバランス型、18名が広さを最優先しました。

家選びで最優先した条件(66名)

駅近 42% 駅近 42%(28名) バランス型 30%(20名) 広さ 27%(18名)

最も多かったのは「駅近(徒歩分数)を何より最優先した」の28名でした。次いで、「徒歩10分前後・標準的な広さ」の中間的なバランスを選んだ方が20名、「部屋の広さ・十分な間取りを何より最優先した」方が18名です。

家選びで駅近と広さのどっちを優先するかという問いに対して、最も多い答えは駅近でした。一方で、バランス型と広さ優先を合わせると38名になり、駅近以外を選んだ方のほうが人数では上回ります。東京23区の家選びでは、駅近を軸に考えつつも、広さとの兼ね合いで答えが分かれていることがわかります。

なお、本調査は66名の居住経験者の回答をまとめたもので、東京23区全体の傾向を示すものではありません。駅近と広さのどっちが合うかは、家族構成や毎日の過ごし方によって変わります。次章以降のデータもあわせて、ご家族の優先順位を考える材料にしてください。

駅近派・広さ優先派・バランス型それぞれの決め手

駅近28名・広さ18名・バランス型20名の決め手は、毎日の移動と家の中の快適さに分かれました。

駅近を最優先した方の回答では、通勤や雨の日、荷物が多い日の移動の負担を決め手に挙げる声が目立ちました。候補物件から駅まで実際に歩き、比べたうえで判断した方もいます。

物件を探していた時期に、夫婦ともに電車で通勤していたため、毎日の移動時間を少しでも減らしたいと考えたのが決定打でした。特に雨の日や仕事で帰宅が遅くなった日に、駅から自宅まで長く歩くことを負担に感じることがありました。そこで休日にいくつかの候補物件から駅まで実際に歩いてみて、多少部屋が狭くなっても駅から近いほうが長く暮らすうえでは便利だと判断しました。

——30代の居住経験者

広さを優先した方からは、子どもの成長や荷物の増加を見据えて、家の中のゆとりを重視したという声が寄せられています。

駅から近い物件は通勤や買い物には便利でしたが、価格の割に部屋が狭く、子どもの勉強机や収納家具を置くと窮屈になりそうでした。一方、駅から少し離れた物件はリビングにゆとりがあり、それぞれの部屋も確保できる間取りでした。

——40代の居住経験者

バランス型を選んだ方は、内見などを通じて「どちらかに偏りすぎると暮らしにくい」と感じたことが決め手になっていました。

昨年の春、会社帰りに同僚と内見した物件が駅から近いのに部屋が狭く、家具の配置がどうしても想像できずに違和感が残りました。その帰り道、同僚と「結局、駅近すぎても暮らしづらいよね」と話した瞬間に、徒歩10分前後で程よい広さの中間バランスが自分にとって最適だと確信しました。

——20代以下の居住経験者

ここで紹介した決め手は、自由回答から傾向をまとめたものです。駅近と広さの優先順位は、家の外と中のどちらで過ごす時間が長いかによって変わります。まずはご家族の1日の動きを書き出してみると、比較の軸がはっきりします。

マイホームは駅近と広さどっちを優先?家族構成と年代で答えが変わる

夫婦2人暮らし25名中16名が「駅近」を最優先し、家族構成で優先順位が分かれました。

マイホームで駅近と広さのどっちを優先するかは、誰と暮らしているかによって傾向が異なりました。夫婦・パートナーのみの世帯では駅近が半数を超えています。一方、子どもと同居する世帯では広さ、単身世帯ではバランス型が最も多くなりました。年代別に見ても、30代では駅近、40代では広さが最多です。

家族の人数や子どもの年齢、通勤の有無によって、必要な部屋数も駅までの距離の重みも変わります。駅近と広さの優先順位は、現在の暮らしだけでなく、数年後の家族の姿も含めて考えることが大切です。

ただし、家族構成別・年代別の回答数は5〜25名と少なく、属性ごとの傾向は参考値として見る必要があります。「この家族構成なら駅近」と決めつけず、ご家族の働き方や生活リズムに当てはめて読んでみてください。

夫婦2人は駅近、子育て世帯は広さが最多

夫婦2人暮らし25名中16名が駅近を、子どもと同居する18名中8名が広さを最優先しました。

家族構成駅近バランス型広さ
夫婦・パートナーのみ(25名)16名5名4名
子どもと同居(18名)5名5名8名
単身(16名)5名7名4名
その他・親世代同居など(7名)2名3名2名

※子どもと同居は、未就学児・小中学生・高校生以上と同居する世帯の合計です。
※1〜3名の項目は参考傾向です。

夫婦・パートナーのみの世帯では、25名中16名が駅近を選んでいます。子どもと同居する世帯では広さが8名で最多でしたが、駅近とバランス型も5名ずつで、大きな差はありません。

夫婦2人の世帯からは、通勤時間の短縮や雨の日の駅までの道のりを理由に、駅近を選んだという声が寄せられました。子どもと同居する世帯では、子ども部屋や収納の確保を理由に広さを選んだ声が寄せられています。現在は駅近を選んでいる夫婦2人の世帯からも、将来を見据えた声があります。

住み替えをするとしたら、子供のことを考えて広さを優先すると思います。

——20代以下の居住経験者

このように、同じ世帯でもライフステージが変われば優先順位が入れ替わる可能性があります。購入を検討する際は、子どもの誕生や成長、在宅勤務の有無など、今後の変化も想定して比べておくと判断しやすくなります。

年代別に見ると、30代は駅近、40代は広さが最多

30代22名中12名が駅近を、40代17名中7名が広さを最優先しました。

年代駅近バランス型広さ
20代以下(16名)7名7名2名
30代(22名)12名4名6名
40代(17名)4名6名7名
50代(5名)3名2名0名
60代以上(6名)2名1名3名

※50代・60代以上は回答数が少ないため、参考傾向です。
※1〜3名の項目は参考傾向です。

30代では22名中12名が駅近を選び、年代別で駅近を選んだ人数が最も多くなりました。40代では広さが7名で最多となり、駅近は4名にとどまっています。20代以下は駅近とバランス型が7名ずつで同数でした。

30代22名のうち11名は夫婦2人の世帯で、年代ごとに家族構成の内訳も異なります。年代別のデータは、家族構成別の結果とあわせて見ることが大切です。

一方で、年代だけで優先順位が決まるわけではありません。同じ年代でも、通勤の頻度や家で過ごす時間によって選択は分かれています。年代別のデータは目安として、ご自身の暮らし方と照らし合わせながら参考にしてください。

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駅近・広さを優先した人が、入居後に工夫したこと

駅近派28名中15名が、入居後に家具配置や圧迫感の解消に工夫が必要だったと回答しました。

工夫が必要だった場面駅近派(28名)広さ優先派(18名)
家具配置・圧迫感の解消15名1名
朝晩の歩行ルート・時間配分5名8名
特に工夫は不要5名7名
家族間の居場所・生活音の調整2名0名
その他1名0名
夜間の帰宅ルートの調整0名2名

※バランス型20名は、比較のため除いています。
※1〜3名の項目は参考傾向です。

駅近派では「家具配置・圧迫感の解消」が28名中15名で最多でした。広さ優先派では「朝晩の歩行ルート・時間配分」が18名中8名で最多です。

駅近を優先した方は室内の広さ、広さを優先した方は駅までの道のりで、それぞれ工夫が必要になっていることがわかります。

一方で、「特に工夫は不要」と答えた方も駅近派で5名、広さ優先派で7名いました。優先度を下げた条件が、そのまま大きな不便につながるとは限りません。次の項目で紹介する工夫を事前に知っておけば、購入前に「入居後どう調整するか」まで具体的に想像できます。

駅近派の工夫は収納と家具の見直し

家具配置の工夫を選んだ駅近派15名からは、背の低い家具や壁面収納で床を広く見せる工夫が寄せられました。

駅近を優先した方からは、手持ちの家具を置いた際に圧迫感が出たという声が寄せられました。そこで、家具の高さをそろえたり、壁面を収納に使ったりして、床が見える面積を増やしています。

引っ越した当初は以前の住まいで使っていた家具をそのまま持ってきましたが、部屋がコンパクトだったため、ソファとテーブルを置くとかなり窮屈に感じました。そこで夫婦で家具の配置を何度か変え、背の低い家具を中心にして、床が見える部分を増やしました。また、使用頻度の低い収納家具は処分して、壁面収納を活用するようにしました。

——30代の居住経験者

ほかにも、壁掛けテレビや折りたたみ式のデスクを取り入れた方、入るサイズのベッドを探し直した方がいました。冷蔵庫の扉を開け閉めするスペースが取れず、配置を考え直したという声もあり、家具だけでなく家電の置き場所にも注意が必要です。

駅近の物件を検討する際は、内見の段階で手持ちの家具や家電の寸法を測っておくと安心です。置き場所をあらかじめ決めておくことで、入居後の配置の見直しを減らせます。

広さ優先派の工夫は朝晩の歩くルート選び

広さ優先派18名中8名が、朝晩の歩行ルートや時間配分の見直しが必要だったと回答しました。

広さを優先した方は、駅までの道のりが長くなった分、雨の日や朝の慌ただしい時間帯に負担を感じていました。そこで、通るルートを選び直したり、家を出る時間に余裕を持たせたりして調整しています。

駅まで歩く距離が長くなったため、昨年の梅雨時期に毎日の通勤で雨風の中を歩くのが想像以上に負担になりました。そこで、途中の商業施設や屋根のあるルートをリサーチし、さらに歩きやすいお気に入りのスニーカーを購入して快適に歩く工夫をしました。

——30代の居住経験者

ほかにも、前日の夜に翌日の持ち物や学校の準備を済ませる方や、遠回りでも夜間に明るく人通りの多い大通り沿いを歩くと決めている方がいました。夜間の帰宅ルートの調整が必要だったという方も、広さ優先派で2名いました。

ただし、広さ優先派18名中7名は「特に工夫は不要」と答えています。駅から離れた物件を検討する際は、朝と夜の両方で実際に歩いてみると、入居後に必要な工夫を事前に把握できます。

「駅徒歩◯分」は実際どう感じる?購入前の内見チェックポイント

66名中20名が、坂道や信号待ちで「徒歩分数と体感がズレた」と回答しました。

数値だけでは予測できなかったギャップ(66名)

坂道・信号のズレ 30%(20名) 駅構内の移動時間 23%(15名) 特になし 18%(12名) その他 14%(9名) 有効面積の違い 9%(6名) 開放感の違い 6%(4名)

最も多かったのは「坂道・信号による体感のズレ」の20名で、次いで「駅構内の移動時間」が15名でした。「特になし」と答えた方も12名います。

駅徒歩何分という表記は、実際に歩いたときの体感と必ずしも一致しないことが、回答からうかがえます。長い信号待ちや踏切、途中の坂道は物件情報の数字には表れにくく、住み始めてから気づいたという声が寄せられました。

一方で、ギャップがプラスに働いた例もあります。

昨年の夏、中野区の駅徒歩3分の物件に住み始めて感動したのが、駅までの途中に開かずの踏切や大きな交差点の信号待ちが一切ない完全なフラットアプローチだったことです。図面上の「徒歩3分」が文字通り3分で完結し、猛暑の日でも汗をほとんどかかずに改札へ到着できた時は「この立地を選んで大正解だった」と夫婦で喜び合いました。

——30代の居住経験者

同じ徒歩分数でも、道のりによって体感は大きく変わります。購入前に実際の道を歩いておけば、表記の数字だけではわからない暮らしやすさを確かめられます。

駅近派ほど「駅構内の移動時間」に気づく

駅近派28名中10名が、駅構内の移動時間に予想外のギャップを感じたと回答しました。

駅近派28名が選んだギャップでは、「駅構内の移動時間」の10名が最多で、「坂道・信号」の7名を上回りました。ホームが地下深くにある、出口が限られている、乗る路線によってホームまでの時間が違うといった声が寄せられました。

駅徒歩10分の物件に住みましたが、JRと地下鉄でホームまでの時間で5分ほど違うことでした。私はJR、夫は地下鉄を使っていますが結局家を出る時間が私の方が速くなっています。

——20代以下の居住経験者

通勤時間帯は改札やエスカレーターが混雑し、想定よりも早く家を出るようになったという方もいました。一方で、駅構内の移動に時間がかかっても、駅から家までの距離自体は短いため、駅近を選んだことに満足しているという声もあります。

広さ優先派では、このギャップを選んだ方は18名中2名でした。駅近の物件を検討する際は、家から駅までだけでなく、利用する路線のホームや出口まで含めて所要時間を確かめておくと、入居後のギャップを抑えられます。

購入前に確かめたい内見チェックポイント

坂道・信号の20名と駅構内の15名を合わせ、66名中35名が駅までの道のりでギャップを感じていました。

居住経験者が「これから東京23区で家を探す方」へ寄せたアドバイスから、購入前の内見で確かめておきたいポイントをまとめました。

  • 朝晩や平日・休日に、実際に駅から物件まで歩く
  • 駅の出入口からホームまでの距離や、通勤時間帯の混雑を確認する
  • 柱や収納の位置を見て、家具を置いた状態で使える広さを確かめる
  • 夜の周辺の明るさや人通りを確認する

次に住み替える場合も、基本的には広さを優先します。ただし駅までの道の歩きやすさや信号の数は、徒歩分数だけでなく実際に朝晩歩いて確認したいです。広い部屋でも柱や収納の位置で使い勝手が変わるため、内見では家具の寸法を測り、生活動線まで確認することを勧めます。

——40代の居住経験者

駅近と広さのどちらを優先した方からも、「数字だけで決めず、自分の足で確かめる」というアドバイスが繰り返し寄せられました。内見の回数や時間帯を増やすほど、物件情報ではわからない点を把握しやすくなります。

ただし、すべての条件を一度の内見で確かめるのは難しいものです。優先順位の高い項目から順に確認し、気になる点は不動産会社の担当者に相談しながら進めると、納得のいく家選びにつながります。

家選びの駅近と広さに関するよくある質問

Q:家選びは駅近と広さ、どっちを優先する人が多いですか?

A:東京23区在住66名中28名が「駅近」を最優先し、最多でした。次いで、バランス型が20名、広さを最優先した方が18名です。バランス型と広さ優先を合わせると38名になり、選択は分かれています。

Q:子育て世帯のマイホームは、駅近と広さどっちを優先する人が多いですか?

A:子どもと同居する18名中8名が「広さ」を最優先し、最多でした。ただし、駅近とバランス型も5名ずつで、大きな差はありません。子どもの年齢や通勤の有無に合わせて、家族で優先順位を話し合うことが大切です。

Q:「駅徒歩何分」の表記と、実際の体感は違いますか?

A:66名中20名が、坂道や信号待ちによって徒歩分数と体感のズレを感じたと回答しました。15名は、ホームから地上出口までの駅構内の移動時間が予想外だったと答えています。一方で、「特になし」と答えた方も12名いました。

Q:内見のチェックポイントとして、駅までの道のりはどう確かめればいいですか?

A:居住経験者からは、朝晩や平日・休日に実際に駅まで歩いて確かめることを勧める声が寄せられました。あわせて、駅の出入口からホームまでの距離や、通勤時間帯の混雑まで確認しておくと、入居後のギャップを把握しやすくなります。

Q:駅近を優先すると、入居後に困ることはありますか?

A:駅近派28名中15名が、入居後に家具配置や圧迫感の解消に工夫が必要だったと回答しました。背の低い家具や壁面収納を取り入れて、床を広く見せる工夫が寄せられました。駅近派28名中5名は「特に工夫は不要」と答えています。

まとめ

東京23区在住66名中28名が、家選びで「駅近」を最優先したと回答しました。ただし、夫婦2人暮らしでは駅近、子どもと同居する世帯では広さが最多となるなど、家族構成で優先順位は分かれています。入居後には、駅近派は家具配置、広さ優先派は歩くルートに工夫が必要でした。「駅徒歩◯分」と体感がズレた方も66名中20名いるため、購入前の内見では実際に駅まで歩いて確かめることが大切です。

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