【36人に調査】マンション購入を見送って後悔した人は2人|見送りの決め手と経験者の本音

城北不動産株式会社(代表者:加藤純哉)では、 豊島区・文京区・新宿区・練馬区・板橋区に居住経験がある36名を対象に「気に入った物件を見送った理由と後悔してないか」についてのアンケート調査を実施し、そのデータをまとめました。
「気に入った物件を見送ったら、あとで後悔しないだろうか」。豊島・文京・新宿・練馬・板橋の5区で購入を見送った経験者36人に独自アンケートで聞くと、36人中34人が「見送ってよかった」と答え、後悔しているのは「少し後悔」の2人だけでした。見送りの決め手としては、36人中29人が内見や商談中に感じた「違和感」を挙げています。この記事では、マンション購入の見送りで後悔しないための判断軸を、経験者のリアルな声から紹介します。最終候補を前に迷っている方は、決断前の参考にしてください。
- ・マンション購入の見送りで後悔した人は36人中2人|34人が「見送ってよかった」と回答
- ・物件を見送る決め手は?36人中29人が内見・商談中の「違和感」
- ・見送ったあとどうなった?「買わなくてよかった」と感じた想定外の結末
- ・マンション購入で迷うときの判断軸|見送りで後悔しないために経験者が語る教訓
- ・マンション購入の見送りで後悔しないためのよくある質問
- ・Q:マンション購入の見送りで後悔する人は多いですか?
- ・Q:物件を見送る決め手として多かったのは何ですか?
- ・Q:マンション購入で迷うとき、見送るかどうかはどう判断すればいいですか?
- ・Q:「すぐに他の申し込みが入る」と急かされたら、物件を見送るべきですか?
- ・Q:物件を見送って「買わなくてよかった」と感じるのはどんなときですか?
- ・まとめ|マンション購入の見送りで後悔しないために
この記事でわかること
- マンション購入を見送った36人のうち、後悔している人の数と、その理由
- 物件を見送る決め手になった「違和感」の具体的な中身
- 見送ったあとに経験者が感じた、「買わなくてよかった」想定外の結末
- 学区や駅近の利便性など、見送って後悔した人が惜しんでいた条件
- マンション選びで迷ったときに、経験者がすすめる判断のしかた
アンケート調査概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調査対象 | 豊島区・文京区・新宿区・練馬区・板橋区に居住経験があり、住宅購入の検討中に最終候補の物件を見送った経験がある人 |
| 回答者数 | 36人 |
| 居住エリア内訳 | 5区いずれかの居住経験者 居住年数:5年〜10年未満 17人/10年以上 8人/3年〜5年未満 6人/1年〜3年未満 4人/1年未満 1人 |
| 年代構成 | 40代 19人/30代 11人/50代 3人/60代以上 2人/20代 1人 |
| 購入形態 | 見送った当時の家族構成:夫婦・カップル(子どもあり)21人/夫婦・カップル(子どもなし)8人/単身 4人/親族と同居 3人 |
| 調査方法 | インターネットアンケート(選択式+自由記述) |
| 注記 | 本記事は統計調査ではなく、実際の居住経験者の声をまとめたものです。選択式の設問はすべて単一回答です。割合は36人を母数として算出しています。回答は、見送ったあとの振り返りに基づいています。回答数が1〜3人の項目は参考傾向です。 |
マンション購入の見送りで後悔した人は36人中2人|34人が「見送ってよかった」と回答
5区で購入を見送った経験者36人のうち、「どちらかと言えば、見送ってよかった」は18人、「見送って大正解だった」は16人で、後悔しているのは「少し後悔」の2人だけでした。マンション購入の見送りで後悔するのではないかという不安に対して、経験者の多くは、見送った判断を前向きに振り返っています。
図1 見送った物件について、現在の判断をどう感じているか(Q6)
36人中34人が、見送りという判断を肯定しています。最も多かったのは「どちらかと言えば、見送ってよかった」の18人で、「大正解だったと強く実感している」も16人いました。後悔と答えた2人は、いずれも「少し後悔」にとどまっています。
ただし、これは見送ったあとに振り返って答えた結果です。自分の判断を肯定したい気持ちが含まれている可能性もあるため、「見送れば後悔しない」とまでは言い切れません。後悔した2人が何を惜しんでいるのかは、後半の「マンション購入で迷うときの判断軸」で紹介します。
回答者は40代・子育て世帯が中心
回答者の中心は40代と子育て世帯です。年代は40代が19人、30代が11人で、見送った当時の家族構成は「夫婦・カップル(子どもあり)」が21人でした。
表1 回答者属性(Q1〜Q3)
| 項目 | 内訳 |
|---|---|
| 年代 | 40代 19人/30代 11人/50代 3人/60代以上 2人/20代 1人 |
| 見送った当時の家族構成 | 夫婦・カップル(子どもあり)21人/夫婦・カップル(子どもなし)8人/単身 4人/親族と同居 3人 |
| 5区での居住年数(もっとも長く住んだ区) | 5年〜10年未満 17人/10年以上 8人/3年〜5年未満 6人/1年〜3年未満 4人/1年未満 1人 |
30〜40代は36人中30人、5区での居住年数が5年以上の人は36人中25人です。居住年数は「5年〜10年未満」の17人が最も多くなりました。
一方で、20代(1人)、50代(3人)、60代以上(2人)、親族と同居(3人)などは少数です。これらの層の声は参考傾向として読んでください。
「見送ってよかった」と感じたきっかけ
「見送ってよかった」と感じたきっかけとして目立ったのは、見送った物件の管理状況や費用を、あとから知ったケースです。
見送って半年ほど経った頃、そのマンションについて調べていたところ、管理費や修繕積立金が今後上がる予定になっていることを知りました。妻と当時の資料を見返しながら、「あのとき焦って契約しなくてよかったね」と話したのを覚えています。
——40代の居住経験者
ほかの物件を探し直す時間ができたことで、納得できる購入につながったという声もありました。
見送った後に別の物件を探す中で、管理費や修繕計画を比較する時間を持てました。半年後に条件の近い物件を見つけて納得して購入できたため、あの場で急いで契約しなくてよかったと感じています。
——30代の居住経験者
また、「購入後や入居後にかかる費用を具体的に計算したら、無理があると分かった」(40代)と、資金面を見直したことで判断に納得した人もいます。
これらの声に共通するのは、見送ったあとに時間を置き、管理状況や費用などの事実を確かめ直していることです。マンション購入の見送りで後悔していない人は、見送ったあとに何を確認したかを具体的に語っていました。
ただし、あとから知った情報の中には、知人や口コミから聞いた話も含まれています。自分が検討している物件では、管理組合の資料など、確かな情報源で確認することが大切です。
物件を見送る決め手は?36人中29人が内見・商談中の「違和感」
物件を見送る決め手として、36人中29人が、担当者の言動、急かし、共有スペース、管理組合の議事録という、内見・商談中に感じた「違和感」に関わる項目を選びました。残りは「その他」の6人(学区・駅距離・騒音など)と、家族の反対の1人です。
図2 最後まで候補に残った物件の購入を見送った一番の決め手(Q4)
「人・商談プロセス」は36人中15人、「建物・管理」は36人中14人で、ほぼ同じ規模です。見送りの決め手は、担当者とのやりとりと、建物の管理状況の2方向に分かれていました。家族の反対を決め手にした人は1人にとどまっています。
自由記述では、「立地も間取りも条件に合っていた」「室内はきれいで価格も予算内だった」など、物件の条件には満足していたと書いた人が複数見られました。それでも見送る決め手になったのは、図面や物件情報では見えない部分でした。一方で、違和感があれば見送るべきだとは言い切れません。次の3つのケースでは、経験者がその違和感をどう確かめたのかを紹介します。
担当者の言動や「急かし」でブレーキがかかった(36人中15人)
36人中15人は、担当者の言動・態度(8人)や急かし・プレッシャー(7人)を決め手に、購入を見送りました。自由記述では、その場で決めずに一度持ち帰り、家族と話し合った人が目立ちます。
担当者から「今日中に決めないと他の申し込みが入る可能性が高い」と何度も言われ、急に焦らされているような感覚になりました。大きな買い物なので、その場で決断するのが怖くなり、一度持ち帰って家族で話し合った結果、見送ることにしました。(板橋区のマンション)
——30代の居住経験者
急かしそのものよりも、質問への答え方を見送りの決め手にした人もいます。
こちらが管理費や修繕について質問しても、資料を確認せず「特に問題ないと思います」と済ませる場面がありました。帰宅後に夫婦で話し合い、焦らされていることより、質問に対して曖昧な返答だったことを重く見て見送ることにしました。
——40代の居住経験者
新宿区で中古マンションを検討していた50代の人も、当日中の申し込みを強くすすめられ、「一晩考えて、いったん購入を見送ることにした」と答えています。
急かしを決め手にした7人のうち5人は、持ち帰る、一晩考えるなど、その場で決めない行動をとっていました。その後の物件探しでは、管理の行き届いた様子と誠実な担当者の対応を確かめ、その日のうちに購入を決めた人(30代)もいます。担当者の言動は、物件を見送る決め手になるだけでなく、次の物件で安心して決める判断材料にもなっていました。
共有スペースの使われ方や管理組合の議事録が決め手に(36人中14人)
36人中14人は、共有スペースの使われ方への違和感(7人)や、管理組合の議事録・修繕計画から察知した住人トラブル(7人)を決め手に、物件を見送っています。室内ではなく、共用部分の状態や記録を見ていたのが特徴です。
帰り際にゴミ置き場を見た瞬間に気持ちが一気に冷めました。収集日前でもないのに袋が床に直置きされていたり、分別が雑で、周囲に小さな虫が飛んでいました。さらに、駐輪場では子どもの自転車が複数倒れたまま放置されていて、誰も気にしていない様子。(板橋区の中古マンション)
——40代の居住経験者
議事録を見送りの決め手にした人は、議事録から住民同士のトラブルや修繕積立金をめぐる対立を読み取っていました。たとえば、板橋区の中古マンションでは、エレベーターの使用ルールをめぐる長期の対立や、修繕積立金の増額をめぐる意見の衝突が記録されていたといいます。
管理会社から見せてもらった議事録を確認しました。駐輪場の使い方をめぐる苦情が何度も続き、修繕積立金の不足も判明したため、立地は気に入っていましたが購入を見送りました。(文京区の中古マンション)
——40代の居住経験者
池袋で重要事項説明を受けていた30代の人も、議事録で共用部の私物化や騒音のトラブルが繰り返し記録されていたことを知り、購入直前で見送ったと答えています。
内見の日の状態について、担当者から「今日はたまたまです」と説明を受けた人もいました(40代・練馬区)。経験者のアドバイスには、朝・夜・休日など時間帯を変えて現地を確認する、議事録や修繕計画の記録を確認するといった方法が挙がっています。1回の内見で判断しきれないときは、こうした確認で、物件を見送るかどうかの材料を増やせます。
学区・駅距離・騒音など立地を理由に見送った人も
「その他」を選んだ6人のうち4人は、学区、駅からの徒歩時間、大通り沿いの騒音・排気ガス、周辺環境といった、立地や住環境を見送りの決め手にしていました。残る2人は、建物の古さや、新築マンションとの比較を理由に挙げています。
2回目の現地の内見の時に実際に窓を開けて、目の前が大きな通り沿いで、騒音と排気ガスが気になった。その後家族と心配事を相談して見送った。
——50代の居住経験者
ほかにも、「小学校の学区がとても教育熱心な学校になってしまうことを聞いてやめた」(40代)、「駅からの徒歩時間の長さ」(40代)といった回答がありました。練馬高野台で母親と一戸建てを内覧した40代の人は、建物が古く、10年以内にリフォームが必要になると感じたことを理由に挙げています。新築と中古を同時に検討していた40代の人は、ファイナンシャルプランナーに購入後の生活を相談したうえで新築を選び、中古を見送っていました。
立地や環境を理由にした見送りでは、2回目の内見で窓を開ける、周辺を実際に歩くなど、1回目の内見では見えなかった点を確かめています。ただし、学区を理由に見送った40代の人は、のちにその学区の人気を知り、見送りを少し後悔していると答えています(後述)。立地の条件は、見送る理由にも、あとから惜しむ理由にもなり得ます。自分の家族にとって譲れない条件かどうかを整理しておくと、物件を見送る決め手がはっきりします。
候補物件の「違和感」、確かめてから決めませんか
見送ったあとどうなった?「買わなくてよかった」と感じた想定外の結末
見送ったあとの想定外で多かったのは、「妥協した条件が意外と生活に合っていた」(36人中13人)と「家探しの基準が明確になり、決断が早くなった」(36人中13人)でした。見送ったことを損だと感じるより、次の住まい選びにつながったと振り返る声が目立ちます。
図3 見送ったあと、もっとも「想定外だった」と感じること(Q8)
上位2項目は、どちらも見送ったあとの住まい選びに関わる内容で、合わせて36人中26人でした。見送った物件そのものの変化(周辺環境・相場)を挙げた人は、合わせて36人中8人です。
ただし、見送ったあとの選択がすべて想定どおりに進むとは限りません。「その他」の回答には、騒音の少ない住まいに移った一方で、1階で繁華街にやや近いため、治安面が気になって窓を開けられないことが想定外だったという声もありました(50代)。住んでみて初めてわかる点があることは、見送った場合も購入した場合も同じです。
妥協した条件が、住んでみると暮らしに合っていた
36人中13人は、見送ったあとに「妥協した」と思って選んだ条件が、実際の暮らしに合っていたと答えています。妥協した条件として多く挙がったのは、駅からの距離でした。
見送った後に選んだ練馬区の物件は、当初「駅から少し歩くのがネックだな」と思っていました。しかし、実際に住み始めてみると、駅からの道が静かで子どもと歩きやすく、周辺の公園も多くて週末の過ごし方が大きく変わりました。
——40代の居住経験者
同じ練馬区では、駅から少し離れた中古戸建てを購入した40代の人も、近所にスーパーやドラッグストアがあり、休日も落ち着いて過ごせると答えています。この人は「子どもと暮らすようになると、静かな環境や買い物のしやすさのほうが満足度につながると分かった」と振り返っていました。
板橋区で駅徒歩15分の物件を購入した30代の人も、周辺が静かで、近所の商店街での買い物が夫婦の休日の楽しみになったと答えています。
これらの声に共通するのは、候補の段階で重視していた駅近の条件よりも、住んでから感じる静かさや周辺の環境が満足度を左右していたことです。一方で、駅近で小さめのマンションを選び、「小さいほうが掃除が楽だった」と答えた人(20代)もいます。妥協できる条件は人によって異なるため、経験者のアドバイスにあるように、駅から家までの道を実際に歩いて確かめておくと判断しやすくなります。
家探しで譲れない基準がはっきりし、次の決断が早くなった
36人中13人は、見送りをきっかけに家探しの基準がはっきりし、次の物件では早く決められたと答えています。
最初の物件を見送った後、夫婦で駅からの距離や管理状態など譲れない条件を整理しました。2024年に文京区で別の物件を見つけた際は確認する項目が明確だったため、迷いすぎずに判断できました。
——30代の居住経験者
基準として挙がったのは、「管理状態と修繕計画」「共用部分の管理」「落ち着いた住環境と耐震・断熱性能」「毎月の支払いに無理がないこと」などです。板橋区で探し直した40代の人は、管理状態と修繕計画を最優先にすると家族で決めたことで、半年後に条件に合う物件が出たとき、迷わず申し込めたと答えています。
見送りをきっかけに、建売住宅をやめて土地探しに切り替えた人(30代)や、家族が新築を望んでいることがはっきりした人(40代)もいました。家探しの方向性そのものを見直すきっかけにもなっています。
練馬区・文京区でのマンション購入を検討している方にとっても、「駅距離や価格以外で、何を譲れないか」を先に言葉にしておくことは、迷う時間を減らす手がかりになります。ただし、回答者の多くは、見送ったあとに家族で条件を話し合ったことで基準を固めていました。見送ったあとの話し合いまで含めて、次の決断につながっている点に留意してください。
周辺環境や相場の変化で「買わなくてよかった」と感じた人も
見送った物件の周辺環境の変化を挙げた人は36人中5人、相場の変化を挙げた人は36人中3人(参考傾向)でした。見送った物件のその後を知り、「買わなくてよかった」と感じたケースもあります。
2年前に板橋区の物件見送りを決めた後、その周辺環境を子どもと散歩中に確認したところ、隣接していた日当たりの良い広場に大型の商業ビルが建設される工事が始まっていました。もし購入していたら日当たりが完全に遮られ、騒音にも悩まされるところだったので非常に驚きました。
——30代の居住経験者
文京区の物件を見送った人(40代)も、数年後に近くに大型施設が建設され、道路の混雑や騒音が増えていたことを知って、「買わなくてよかった」と感じたと答えています。
相場の変化についての受け止め方は、人によって分かれました。同じ広さ・場所・築年数の物件が、検討していた当時より3分の1ほど高くなっていたと答えた人(40代)がいる一方で、見送った物件がその後しばらく売れずに掲載が続いていたと答えた人(50代)もいます。後者は、急いで決める必要はなかったと振り返り、次の物件では価格や管理費まで納得して決められたとしています。
周辺環境や相場の変化は、購入の時点では見えにくい変化です。文京区で物件を探した30代の人は、物件の条件だけでなく、管理体制や周辺環境の将来性まで調べるべきだとアドバイスしています。見送るか迷う段階で周辺の変化にも目を向けておくことが、「買わなくてよかった」「買っておけばよかった」を判断する材料になります。
マンション購入で迷うときの判断軸|見送りで後悔しないために経験者が語る教訓
経験者のアドバイス(Q10)で多かったのは、「内見で感じた小さな違和感を無視しない」(36人中17人)、「一度立ち止まる・持ち帰る・時間を置く」(36人中14人)、「議事録や修繕計画を確認する」(36人中8人)の3つでした。一方で、学区や駅近の利便性など、ほかの物件では代わりが利きにくい条件を見送って後悔した人も2人いました(参考傾向)。マンション選びで迷うときは、「違和感を言葉にできるか」と「代わりが利かない条件か」の2つの軸で整理できます。
表2 「見送ってよかった人」と「後悔した人」の判断ポイント比較(Q4・Q7・Q10より作成)
| 比較項目 | 見送ってよかった人(34人) | 後悔した人(2人)※参考傾向 |
|---|---|---|
| 見送りの決め手(Q4) | 34人中29人が、担当者の言動、急かし、共有スペース、議事録・修繕計画など、内見・商談中の違和感に関わる項目を選択 | 2人とも「その他」を選択(学区、大通り沿いの騒音・排気ガス) |
| 振り返って重視したこと(Q7) | 見送った物件の管理状況や費用を、あとから確認できたこと | 人気学区の資産性、駅近でスーパーも近い利便性 |
| 次の人への教訓(Q10の一例) | 違和感を無視しない/一晩置く/議事録・修繕計画を確認する | 日中と夜の両方の時間帯を見て、納得してから購入する |
後悔した2人は、どちらも内見・商談中の違和感ではなく、立地や環境に関わる「その他」の理由で見送っていました。振り返って惜しんでいるのも、学区や駅近といった、物件の場所に結びつく条件です。後悔した人は2人と少数のため、傾向として一般化はできません。
見送りを後悔した2人の理由は「学区」と「駅近の利便性」
見送りを後悔した2人(参考傾向)が惜しんでいたのは、「人気学区ならではの資産性」と「駅近でスーパーも近い利便性」でした。いずれも「どちらかと言えば、買っておけばよかったと少し後悔している」を選んでいます。
40代の1人は、小学校の学区が教育熱心な学校になると聞いて見送りました。しかし今では、人気の学区だったために「もしかしたら高く売れたかもしれない」と感じています。当時の販売価格が現在より安かったことも、後悔の理由として挙げていました。
もう1人の50代は、大通り沿いの騒音と排気ガスを理由に見送った人です。
コロナ禍の外出自粛の際に、少し遠くまで散歩するようになり、何度もその物件の前を通ったが、駅から大変近く、また大きなスーパーも近くにあり、便利な生活ができたなあと後悔している。
——50代の居住経験者
2人に共通するのは、見送った理由とは別の角度から、あとになって物件の価値を感じ直している点です。学区や駅からの距離、商業施設との近さは、その場所ならではの条件で、ほかの物件で同じものを探すのは簡単ではありません。
見送るかどうか迷ったときは、気になる点と同時に、「この物件でしか得られない条件は何か」も書き出してみてください。見送る理由と、手放す条件の両方を比べておくことが、見送りで後悔しないための手がかりになります。
経験者がすすめる「見送るか、買うか」の見極め方
経験者がすすめる見極め方は、「違和感を無視しない」「一度立ち止まって家族と話し合う」「議事録や修繕計画を確認する」の3つが中心です。どれも、違和感の中身を言葉にし、確かめるための行動です。
価格や駅距離など、数字で比較できる条件だけで決めないほうがいいと思います。内見時に感じた小さな違和感や、質問したときの相手の対応も重要な判断材料になります。特に「今日決めたほうがいい」と急かされた場合は、一度持ち帰って冷静に考える時間を取ることをおすすめします。
——40代の居住経験者
50代の人は、急かされてもその場で決めず、「必要な条件を紙に書いて、冷静に比較してから決める」ことをすすめています。中古マンションの場合は、部屋の中だけでなく、管理の記録も判断材料になるという声がありました。
中古マンションなら、部屋だけでなく管理組合の議事録や修繕計画も確認したほうがいいと思います。過去にどんな問題があったのかを見ると、広告や内見だけでは分からない部分が見えてきます。
——60代以上の居住経験者
ほかにも、次のような教訓が寄せられました。
- 朝・夜・休日など時間帯を変えて、現地をもう一度歩きます。
- 練馬区で探すなら、駅から家まで実際に歩き、昼と夜の雰囲気を確かめます。
- 資金計画に無理がなく、その街で10年前後暮らすイメージが持てるかを考えます。
マンション選びで迷うときは、まず違和感を言葉にして、資料や再訪で確かめてみてください。確かめても違和感が解消しなければ、見送りを検討する材料になります。反対に、違和感が解消し、その物件でしか得られない条件があるなら、前向きに検討を続ける判断もあり得ます。どちらの場合も、一度立ち止まって確かめる時間が、納得できる決断につながります。
マンション購入の見送りで後悔しないためのよくある質問
Q:マンション購入の見送りで後悔する人は多いですか?
A:本調査では、後悔している人は36人中2人でした(参考傾向)。5区で購入を見送った経験者のうち、「どちらかと言えば、見送ってよかった」は18人、「見送って大正解だった」は16人です。後悔した2人は、いずれも「少し後悔」と答えています。ただし、見送ったあとに振り返って答えた結果である点に留意してください。
Q:物件を見送る決め手として多かったのは何ですか?
A:36人中29人が、内見や商談中に感じた「違和感」に関わる項目を選びました。内訳は、担当者の言動・態度が8人、急かし・プレッシャーが7人、共有スペースの使われ方が7人、管理組合の議事録・修繕計画が7人です。
Q:マンション購入で迷うとき、見送るかどうかはどう判断すればいいですか?
A:経験者のアドバイスで多かったのは、「小さな違和感を無視しない」(36人中17人)、「一度立ち止まる・持ち帰る・時間を置く」(36人中14人)、「議事録や修繕計画を確認する」(36人中8人)の3つです。一方で、学区や駅近の利便性を理由に見送りを後悔した人も36人中2人いました(参考傾向)。見送る理由と、その物件でしか得られない条件の両方を比べてみてください。
Q:「すぐに他の申し込みが入る」と急かされたら、物件を見送るべきですか?
A:本調査では、急かされてもその場で決めず、一度持ち帰ってから判断した人が多く見られました。急かしを決め手に見送った36人中7人のうち5人が、持ち帰る、一晩考えるなどの時間を取っています。急かされたこと自体よりも、気になる点を資料で確認できたかどうかを判断材料にしていました。
Q:物件を見送って「買わなくてよかった」と感じるのはどんなときですか?
A:見送ったあとの想定外で多かったのは、「妥協した条件が意外と暮らしに合っていた」(36人中13人)と「家探しの基準が明確になり、決断が早くなった」(36人中13人)です。見送った物件の周辺環境が変わったことを知り、「買わなくてよかった」と感じた人も36人中5人いました。
まとめ|マンション購入の見送りで後悔しないために
- 5区で購入を見送った36人中34人が「見送ってよかった」と回答し、後悔は2人でした。
- 物件を見送る決め手として、36人中29人が担当者の言動や共有スペースなど、内見・商談中の「違和感」を挙げました。
- マンション選びで迷うときは、違和感を確かめたうえで、代わりが利かない条件かどうかも見極めることが大切です。
練馬区で、納得できるマンション購入を
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